生活習慣病について
生活習慣が原因の病気です
生活習慣病とは、過食や偏食、飲酒などといった食生活や運動不足、喫煙やストレスなど生活習慣が原因となって発症する病気です。
代表的な疾患は「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」です。
いずれも初期段階では自覚症状が出にくいことが特徴です。
そのため、気づいた時には症状が進行してしまっていることが多いため注意が必要です。
こんな方は注意が必要です
- 野菜や海藻より肉や脂っこいものが好きで良く食べる
- ついつい食べ過ぎてしまう
- 濃い味付けが好みである
- お酒を飲む機会が多い
- 1日10本以上タバコを吸う
- 20代の頃と比べると10㎏以上体重が増えた
- 階段はほとんど使わずエスカレーターやエレベーターを
使う - 歩くことがあまりない
- インドア派で運動はあまりしない
- 睡眠時間があまりない
- 仕事などでストレスを感じることが
多い
当院の生活習慣病治療の特徴
血管年齢も計測できる
血管年齢とは、実際の年齢ではなく血管の硬さやしなやかさを基準とした血管の年齢のことをいいます。
生活習慣病が引き起こされると、血管を老化させてしまうことが多い為、血管年齢は生活習慣病に大きく関係しています。
生活習慣病は自覚がないことも多い為、血管年齢を計測することで、生活習慣病のひとつの目安となります。
HbA1c,CRPが当日わかる
当院では、HbA1c、CBC、CRP、PTAPTT(凝固能)などが当日7-10分くらいで測定できます。
当日の検査結果を以て、投薬を変更できますので、糖尿病の方や、感染症の方はリアルタイムに状況を知ることができます。他の採血項目は1日~3日、項目によっては、7日かかるものもあります。
非薬物療法を行っている
ご希望の方は、最初お薬ではない治療から初めて経過を見ていくこともできます。ご希望の治療方法がある場合はお気軽にご相談ください。
代表的な生活習慣病疾患
糖尿病
糖尿病は1型と2型に分けられます。糖尿病の原因は、食生活や運動不足、ストレスなどで、患者さんの9割が2型の糖尿病です。生活習慣を見直すことが糖尿病予防の第一歩です。糖尿病にかかると様々な合併症を引き起こします。目の病気、腎臓の病気、神経の病気が主な合併症です。糖尿病に罹患した後も、血糖をコントロールしていくことが、合併症の予防や合併症の進行の抑制に必要となります。
高血圧
高血圧とは、血圧値が収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上(140/90mmHg以上)の状態のことをいいます。測る場所や状態などによっても数値が異なることもあるため注意が必要です。血圧が高いと、血管が痛み、様々な病気を引き起こします。塩分の摂取の仕方にも大きく関わってきます。
脂質異常症
脂質異常症とは、血液中の中性脂肪や悪玉のLDLコレステロールが必要以上に増えるか、善玉のHDLコレステロールが減った状態をいいます。異常値でも症状はありませんが、放置すると、血管に伴う病気(心筋梗塞や脳梗塞)にかかる確率が数倍上昇してしまいます。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に、上記3つの病気(糖尿病、高血圧、脂質異常症)のうち2つに該当した場合に診断される病気です。メタボリックシンドロームは、動脈硬化の促進や心筋梗塞の危険が高まりますので、生活習慣を見直すことで病気の予防をしましょう。
治療方法
管理栄養士による栄養指導
生活習慣病の方には管理栄養士による患者さん一人ひとりに合わせた栄養指導を行っております。
健康的な食生活を送ることで生活習慣病が改善されたり、予防することができます。
2回目以降の栄養指導は電話でのご相談も可能です。
1度相談をしたことがあるという方は、お気軽にご利用ください。
運動療法
生活習慣病の治療は、栄養指導と並行して運動療法を行うことが大切です。
生活習慣病の原因の1つは運動不足です。
肥満を解消するには、基礎代謝や心肺機能を高めることが重要となってきますので、無理のない程度でウォーキングやジョギングを行うようにしましょう。
薬物療法
栄養指導や運動療法を行い、改善がみられない場合は薬物療法を行います。
薬物療法を始めた場合も、食事療法や運動療法はやめずに並行して行うことで、より薬物療法の効果も期待できます。
医師の指示のもと用法・用量を守り、血糖をコントロールしていきましょう。